M4A soundmaking
ReAmp
<1.そもそもReAmpとは>
あまり聞き慣れない言葉ではないかと思う「ReAmp(リアンプ)」。
簡単に説明するならば、デジタルの音源をアナログ機器に通すことでサウンドの質感を変えることです。
身近なわかりやすい例としてギターを上げるならば、以下の様な感じでしょうか。
①オーディオインターフェースでギター直撮り
②直撮りの音をアンプに繋ぎ、アンプの出音を録音する
この場合はアンプを通すことによるアナログ化+アンプ〜マイクの空気感も得ることができるわけです。
M4A SoundMakingでは、DAWからオーディオインターフェース経由でアナログミキサー・ライントランス等機材を通し、
その音を再度録音することでReAmpをおこなっております。
<2.なぜReAmpするのか>
ソフトシンセを駆使し、DAW内で完結させている音楽は完全にデジタルのサウンドです。
マイクを立てての生録などを行なっている場合は別ですが、少なくともソフトシンセベースで制作された楽曲は
フルデジタルサウンドといえます。
では、商業音楽との違いは何なのか?その一つの要因が、「アナログサウンドの質感」です。
これはデジタルベースのDAWだけでは得ることができないものです。
正直な話、なぜアナログ化したサウンドの方が良いと感じるのかについて、原理を説明することができません。
しかし、アナログ機材を通した際に起こるサウンドの変化、例えばオペアンプによる信号増幅時の歪み等が、
フルデジタルサウンドよりも心地よく感じられるというのも事実としてあります。
商業スタジオの多くには、この様にアナログサウンドの質感を得られる機材が多く取り揃えられており、
楽曲のデータをこれらの機材に流したりすることでアナログサウンドを得ているわけです。
M4A SoundMakingでは、アナログ機材として往年の名機 Soundcraft 200Bを用意し、アナログ化をおこなっております。